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コアフレームのスタッフブログ
2025.03.28そこまで詳しくないのに・・・WEB担当者に!?そんなあなたに知ってほしい気をつけるべき事まとめ
by 枠 芯太郎
こんにちは!プロデューサーの芯 枠太郎です。
日々クライアント様のサイト制作をお手伝いする中で、担当者の方からよく質問を受ける事があります。
WEB担当者と言ってもWEB(ホームページ)にそこまで詳しくないけど任せられたという方が多くいらっしゃるのを目にします。さらに他の業務と並行して、日々アップデートされるWEBの世界に付いていくのは中々大変です。
そこで今回は、その業務の一助となれるようにWEB担当者が知っておくべきことを5つご紹介いたします。
①ブラウザのキャッシュとシークレットウインドウ
まず初めに、サイトを更新した際の確認で起こる問題についてご紹介します。
一般的なCMSであるWorPressなどはプレビュー機能によって、変更後すぐに確認できますが、
htmlを使った静的なサイトは、画像などを更新をしたけど見た目が変わらないという事が稀に起こります。
これはChromeやSafariと言ったブラウザが、一度見たWebページの情報を一時的に保存する「キャッシュ」という仕組みが原因で起こる現象になります。
このキャッシュによって、保存された時点でのページが表示されてしまい、
変更した画像やスタイル(css,js)が反映されないという状況になっています。
この対策として、先方にお伝えしているのが、ブラウザの履歴を削除したり、Chromeだとシークレットウインドウ、Safariだとプライベートウインドウで開く事で、キャッシュの影響を受ける事なく確認する事ができます。
またサイトを作る側として弊社が行なっている対策としては、コーディング時に「aaa.jpg?240917 」のようにファイルの拡張子(.jpgや.png等)の後ろに日付などをパラメーターとして追加する事で、キャッシュの影響を受けなくさせたりもしています。
ちなみにキャッシュを保存する理由としては、再度アクセスした際に表示速度を速くするためです。
そのために画像やテキストなどの情報をダウンロードして一時的に保存しています。
②WordPress等のバージョンアップ
WordPress | 動作環境 | 推奨環境 | |
---|---|---|---|
PHP | PHP | MySQL (MariaDB) | |
6.4 | 7.0 – 8.2 | 8.1以上 | 5.7以上 (10.4以上) |
6.3 | 7.4以上 | ||
6.2 | 5.6.2 – 8.2 | 5.7以上 (10.3以上) | |
6.1 | |||
6.0 |
【参照】WordPressのPHPとMySQLの動作/推奨環境バージョン。PHPのサポート期間も確認!
更新が便利なWordPressですが、広く普及している分、ハッカーによって改竄などの攻撃の対象となりやすいのが現状です。
その対策としてWordPressやプラグインは日々アップデートをしている状況ですが、WordPressとプラグインのバージョンをアップデートしていくだけでは、いずれ不具合が起きてしまいます。
その原因としては、WordPressを動かすためのサーバーやWordPressを動かしているPHPというシステムのバージョンが上がっていないからです。
WordPressを動かすためには、サーバー(MySQL)とPHPが必須です。
サーバー(MySQL)とPHPのバージョンによって、動作するWordPressのバージョンが決まっているので、動作環境に合わせて、サーバー、PHP、WordPressをバランスよく上げていく必要があります。
基本的にサーバーやPHPのバージョンはサーバーの契約しているプランによって上限が決まったりしているので、あまりに古いプランに契約していない限りは、そのプランのバージョンに合わせてWordPressのアップデートをします。
しかし古いプランや使いたい機能があり、現状から変更したいとなると、サーバーの引越しが必要になり大掛かりで長期の作業が必要になりますので、もし必要な際や現状が不安な方は、早めに制作会社への相談をおすすめいたします。
③新規公開サイトの検索結果へ反映は数日〜数週間かかる
新規で公開したサイトはすぐGoogleなどの検索エンジンに表示されません。
理由としては検索エンジンの仕組みが関係しています。検索エンジンの中には、動き回っているロボットがいて、そのロボットが各WEBサイトの情報を集めています(クロール)。
このロボットが集めてきた情報を整理して、索引(検索結果)を作ります。このような手順を通って、検索結果に登録されています。
そしてこのロボットがくる周期が数日〜数週間と言われています。だからと言ってただ待つだけしかできないのかというと、そうでもありません。Googleサーチコンソールというサービスを使えば、クロール依頼をかける事ができるので、ロボットに信号を出して、来てもらいやすくできます。
制作会社ではサイトの公開は、長いボートレースに出たような感じでやっとスタートラインに立ったという認識です。
GoogleやYahooといった検索エンジンという大きな海には、さまざまなサイトという船が何隻も漂っています。検索結果に表示されても、その様々なサイトの中からサイトを見つけてもらうには、日々の更新やキーワード等を見直すSEO対策が不可欠です。
そのため、公開したからひとまず置いておこうではなく、次の目標は「サイトに来てもらうにはどんなコンテンツを作ればいいか」というのが大切になってきます。
④大きい素材はgigaファイル便等で送る
そして最後は、大きい素材を送付する際は、メールに直接添付するのではなく、gigaファイル便等のファイル送信サービスの利用を推進しますという内容になります。
こちらは当たり前だろうという方もいるかもしれませんが、WEBに関してあまり詳しくない方、苦手意識がある方など、日頃から写真やファイルの容量を気にしていないと気づかずに、大きいファイルを添付してしまっている事が多いです。
大きい素材をメールで送付するのが何故ダメなのかというのは、受信側のメール設定で、大きい容量のファイルは弾かれてしまい、そもそもメールが届かないという事が起こるからです。素材は送ったけど何も返答がないという時は要注意です!
このように素材は送っても届いてないとなると、スケジュールが後ろ倒しになったり、うまくサイト制作を進める事ができないという事が起こりかねないので、素材を送る際は容量をするなど十分注意してご対応ください…!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
上記のようにいくつかポイントを抑えるだけで、作業がスムーズに進み、納期を数日短縮できたという事もありますので、頭の片隅に置いて、サイト制作のご対応をいただけますと幸いです!
それでは次回の記事もお楽しみにお待ちください!!
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